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57.インプラントオペ後に、タバコやアイコスを吸って失敗となったオールオン4の治療症例2026年07月13日(月)

歯が1本もなく、上下、総義歯の患者様です。

オールオン4希望で来院されました。

この患者様は、タバコを長年吸っていて、オールオン4の治療を行う前後は禁煙が必要な事を説明して、了承を得て今回の手術に向けて禁煙をして手術を行う事になりました。

まずは上顎のオールオン4の治療を行いました。手術は静脈内鎮静法にてうとうと眠った状態にて、手術は大成功して、同時に当日に仮歯まで入り大変喜んでいました。


しかし、翌日に消毒をして数日間経過を見ていると、傷口が全くふさがってきません。
治るところか逆に骨が日に日に露出し、食べ物も入り込んでいます。

通常では、1~2週間後には、既に傷口がふさがっている日数です。

当院では、タバコやアイコスを吸っている疑いがある患者様には、ニコチン検査を行っています。これは、治りが悪い場合は、ニコチンを最初に疑い、これも陰性の場合は、他の身体的な、内科的な原因を考えて、必要に応じて他の検査をする必要があるからです。

患者様に術後タバコを吸っていないかと聞くと、本当は吸ってしまったとの事でした。

ニコチン検査の結果、陽性と反応が出ました。

その後、出来る限りの手は尽くしましたが、とうとう埋めたオールオン4の治療を行ったインプラントが仮歯ごと全て抜け落ちてしまいました。


患者様もひどく落胆して、最善を尽くして治療をした私達も非常に悔しく残念です。

その後、禁煙を行う事を決心して頂いて、この傷口は治りましたが、また最初の総入れ歯の状態になってしまい、残念ですが振り出しに戻ってしまいました。

なぜタバコやアイコスでインプラントが失敗するのか
タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させ、歯茎や骨の血流を悪くし
その結果、傷の治りが遅くなります
インプラントが骨と結合もしにくくなり、免疫力が低下し、感染のリスクも高まり、治療期間も長引いてしまいます。

複数の研究で喫煙者は非喫煙者に比べてインプラントの失敗率が約2倍から3倍高いことが報告されています。
インプラント治療の前から禁煙することで治療がスムーズになり、長期的な安定が期待できます。


インプラントの本場が入るまで禁煙することがベストです!たった1本でもタバコを吸ってしまっただけで、お金も労力も時間も骨も全て失ってしまう可能性があります。

禁煙を頑張って、綺麗な歯と快適な食生活を手に入れましょう✩

 

※上顎の骨が再生されるのを待っている間に、下顎のオールオン4の治療もご希望されたため、本資料には下顎のインプラント(クロス埋入)が写っています。

インプラントが抜けてしまってから、骨もだいぶなくなってしまいましたが、歯肉と骨が治癒して、またオールオン4の治療が可能になったので、本人の希望により、もう一度オールオン4の治療を近々行います。

 

 

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