59.他院で治療した破折インプラントを除去し、新しいインプラントを即時埋入した症例2026年08月03日(月)
こんにちは。
台場フロンティアデンタルクリニックです。
今回は、他院で治療を受けたインプラントの上部構造(かぶせ物)が外れ、当院へご来院された患者様の症例をご紹介します。
患者様は、「かぶせ物が取れてしまい、うまく噛めない」とのお悩みで来院されました。まず、口腔内の状態を詳しく診査し、レントゲンおよびCT検査を行ったところ、上部構造だけの問題ではなく、顎の骨に埋入されているインプラント本体が破折していることが分かりました。


インプラント本体が破折している場合、上部構造を付け直すだけでは機能を回復できません。破折したインプラントはそのまま使用することができないため、患者様には現在のお口の状態と必要な治療について丁寧にご説明しました。
患者様は、「新しいインプラントに入れ替えて、もう一度しっかり噛めるようになりたい」とご希望されたため、破折したインプラントを除去し、新しいインプラントへ入れ替える再治療を行うことになりました。
長期間使用され、骨としっかり結合しているインプラントを除去する際には、周囲の骨へできるだけダメージを与えないことが重要です。今回は、インプラント除去専用の器具を使用し、周囲の骨や歯ぐきの状態を確認しながら、慎重に破折したインプラントを取り除きました。
【破損したインプラントが入っている状態】

【除去したインプラント】

【インプラント除去後】


除去後は、CT画像と実際の骨の状態を確認し、新しいインプラントを埋入できる位置や角度、残っている骨の量を慎重に判断しました。そのうえで、除去した部分に新しいインプラントを埋入し、骨が不足している箇所には骨補填材を使用して骨量を補いました。
【新しいインプラント埋入後】


破折したインプラントの除去、骨量を補う処置、新しいインプラントの埋入を同時に行うことで、治療期間や患者様の負担にも配慮した治療計画としています。
インプラントが骨と安定して結合したことを確認した後、新しい上部構造(かぶせ物)を装着しました。治療後は、以前と変わらない感覚で食事を楽しめるようになり、「またしっかり噛めるようになってうれしい」と大変喜んでいただきました。
インプラントのかぶせ物が外れた場合、原因はネジの緩みや上部構造の破損だけとは限りません。今回のように、インプラント本体が破折していたり、インプラント周囲の骨に問題が起きていたりすることもあります。
インプラントのぐらつき、違和感、痛み、かぶせ物の脱離、噛みにくさなどを感じた際は、そのままにせず、早めに診査を受けることが大切です。見た目だけでは原因を判断できないこともあるため、必要に応じてレントゲンやCT検査を行い、インプラント本体や周囲の骨の状態まで詳しく確認します。
かぶせ物の脱離、ネジの緩み、インプラントのぐらつき、インプラント本体の破折など、症状や原因を詳しく確認したうえで、修理、上部構造の作り直し、インプラントの除去、再治療、新しいインプラントへの入れ替えなどをご提案いたします。
「他院で治療したインプラントだから診てもらえないかもしれない」「治療を受けた医院へ通うことが難しい」とお悩みの方も、まずはお気軽にご相談ください。
CT検査を含めた精密な診査を行い、患者様一人ひとりのお口の状態とご希望に合わせて、適切な治療方法を検討いたします。
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