58.歯科の再生医療とは?CGF・フィブリンゲルを用いた骨・歯周組織の再生補助2026年08月02日(日)
こんにちは。
台場フロンティアデンタルクリニックです。
今回は、患者さまご自身の血液を活用して、骨や歯周組織の再生をサポートする「歯科の再生医療」についてご紹介します。
当院では、インプラント治療や抜歯、歯周病治療などを行う際に、必要に応じてCGFやフィブリンゲルと呼ばれる自己血由来の材料を活用しています。
歯科における再生医療とは?
歯科の再生医療とは、失われた骨や歯肉などの組織が回復しやすい環境を整え、治癒をサポートする治療です。
インプラント治療では、インプラントを安定して埋入するために十分な顎の骨が必要です。しかし、歯を失ってから時間が経過している場合や、歯周病によって骨が減少している場合には、骨造成などの処置が必要になることがあります。
そこで活用されるのが、患者さまご自身の血液から作製するCGFやフィブリンゲルです。
CGF・フィブリンゲルとは?
けがをして出血すると、血液中の凝固因子が働き、「フィブリン」と呼ばれる物質が作られます。フィブリンは傷口を覆って出血を止め、組織の治癒を助ける役割を持っています。
CGFとは「Concentrated Growth Factors」の略称で、患者さまから採取した血液を専用の遠心分離機にかけて作製する、フィブリンを豊富に含んだゲル状の材料です。
CGFには血小板や成長因子が多く含まれており、傷口の治癒や骨・歯周組織の再生を補助する目的で使用されます。添加物や人工物を加えず、患者さまご自身の血液のみから作製できることも特徴です。
CGF・フィブリンゲルに期待できる3つのメリット
1.傷口の治癒をサポートする
ゲル状のCGFが傷口や骨の隙間を覆うことで、組織が治りやすい環境を整えます。抜歯やインプラント手術後の創部に使用することで、傷口の治癒を促す効果が期待できます。
2.術後の痛みや負担を抑えやすい
傷口がフィブリンゲルによって保護され、外部からの刺激を受けにくくなるため、術後の痛みや腫れの軽減につながることがあります。
ただし、痛みや腫れの程度には、治療内容や患者さまのお身体の状態によって個人差があります。
3.ご自身の血液から作る材料
CGFは、患者さまご自身の血液から作製する自己血由来の材料です。人工物や添加物を加えないため、生体との親和性が高く、治療部位に使用しやすいというメリットがあります。
また、傷口や骨の空洞部分を覆うことで、治療部位を衛生的に保ちやすくなります。
どのような歯科治療で使用するの?
CGFやフィブリンゲルは、主に次のような治療で活用されます。
・インプラント治療で骨造成が必要な場合
・親知らずなどの抜歯後に大きな空洞ができた場合
・歯肉を切開する治療を行う場合
・歯周組織の再生が必要な場合
・重度の歯周病によって骨や歯肉が失われている場合
すべての治療で使用するわけではなく、CT検査や口腔内の診査を行い、骨や歯肉の状態、治療内容などを確認したうえで適応を判断します。
CGFを作製する流れ
まず、治療前または手術当日に患者さまの血液を採取します。

採取した血液を専用の遠心分離機にかけると、赤血球などの成分と、血小板や成長因子を多く含むフィブリン層に分離されます。

この白色から黄色を帯びた部分がCGFです。作製したCGFは、治療内容に応じて膜状やゲル状に加工し、インプラント周囲の骨造成、抜歯後の穴、歯周組織の再生などに使用します。

採血から作製まで院内で行えるため、採取した血液をその日の治療に活用できます。
自己血を活用し、身体への負担に配慮した治療を
CGFやフィブリンゲルは、患者さまご自身の血液を活用し、傷口の治癒や骨・歯周組織の再生を補助する方法です。
特にインプラント治療では、顎の骨の量や質が治療結果に大きく関わります。骨が少ない場合でも、骨造成や再生療法を組み合わせることで、インプラント治療を行える可能性があります。
台場フロンティアデンタルクリニックでは、CTによる精密検査を行い、骨の状態や噛み合わせ、全身状態まで確認したうえで、一人ひとりに適した治療方法をご提案しています。
お台場・有明・豊洲・港区エリアをはじめ、都内や遠方からインプラント治療、骨造成、歯周組織の再生治療をご検討中の方も、まずはお気軽にご相談ください。
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